近畿大学通信教育部では科目終末試験に合格しなければ単位を取得することができません。
*近畿大学通信教育に入学するための試験はありません。必要書類を提出すればOK。
試験の方法は「会場受験」と「Web受験」の2つです。
「どちらを選ぶのがよいの?」
「難しいほうを選んで不合格になるのはイヤ!」
って方は参考にしてください。卒業生が2つの受験方法の違いについて説明します。
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近畿大学通信教育部の科目終末試験のテスト形式は2つ
近畿大学通信教育部の科目終末試験には2つのテスト形式が存在します。
1つは試験会場に出かけて受験する「会場受験」。
もう一つは近畿大学通信教育部学生のためのポータルサイトKULeD上で開催される「Web受験」です。
どちらの試験でも1年を通しての試験日はあらかじめ決定されていて、試験の時間割も同じです。
午前の部、午後の部が存在し、受験することができる科目はそれぞれ2科目。1試験期間につき最大で4科目の受験が可能です。
ただし、午前の部・午後の部で受験できる科目に縛りがあります。
勉強する科目の順番を決める時は、午前の部と午後の部で受験できる科目双方をバランスよく配置していくとよいでしょう。
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会場受験のメリット・デメリット
メリット、試験対策しやすい
会場受験の最大のメリットはあらかじめ出題される問題が決まっていることです。
入学時、教科書と一緒に配られる「科目終末試験問題集(会場受験用)」という冊子があります。
この冊子には図書館司書コースで履修するすべての科目の試験問題が掲載されているのです。
「問題が分かっているのなら、試験対策はらくちんだな」と思いますか?
ところがこの中に記載されている試験問題は1科目につき20問もあります。
そして、20問のうちどれが実際の試験問題になるかはわからないのです。
図書館司書コースの試験問題は記述式が主。
20問すべての解答をあらかじめ製作し、丸暗記する(会場試験は持ち込み禁止です)のは結構骨が折れます。
とはいえ、ある程度試験に出る範囲が分かっているので効率的な試験勉強ができるのはやはり会場受験の強みです。
デメリット、忙しい社会人には会場まで行く時間がもったいない
デメリットは会場まで出向かなければならないことです。
試験会場は全国に設置されていますが、自宅から遠い会場しか見つからない時は、移動時間や交通費が負担になってしまうでしょう。
天候が悪い時は交通障害で会場までたどり着けない危険性もあります。
Web受験のメリット・デメリット
メリット、自宅で受験できる
Web試験のメリットは自宅に居ながら科目終末試験を受験できるところです。
試験の為に朝早く起きて電車に乗る必要もありません。
また、Web受験は何を参考にして解答してもOK。インターネット上での試験なので、カンニングという概念はありません。
教科書はもちろん、ネットサーフィンで得た情報から答案の手がかりを見つけ出すこともできます。
デメリット、Web受験のほうが難しい
何を見て解答してもよいWeb受験。
その代わり会場受験とは違い、どんな問題が出題されるのかは試験が始まるまでわかりません。
ということは教科書を隅々まで丁寧に見直し、どこにどんなことがかかれているかすぐに調べられるようにしておかなくてはならないということです。
試験対策が煩雑になりがちなのはWeb試験のデメリットです。
また、ネット回線の速度の影響をもろに受けるので、回線の感度が悪いととても困った事態が発生します。
例えばせっかく入力した解答が大学側に送信されなかったり、試験開始時間が開始しているにもかかわらず解答画面に入れなかったりというトラブルにあう可能性も。
Web試験を受験するなら、できるだけ安定した通信速度を確保できる環境を用意しましょう。
【会場受験】試験対策、不合格にならないためにすること
会場受験の試験対策は、とにかく問題集の設問に対する模範解答を作ることにつきます。
記述式の試験ではどのような解答が正解なのか分かりづらい面もありますが、レポートを書く要領で教科書を丁寧に読みながら取り組んでいけばよいと思います。
模範解答ができたら、あとはそれを暗記するだけ。細かい表現はどうでもよいので、要点を絞って覚えていきます。
【Web受験】試験対策、事前準備が大事
Web受験の試験対策は、暗記力より応用力を高めることに主眼を置いてください。どのような問題が出るか分からない以上、偏りなく教科書全般の流れを抑えておく必要があります。
とはいえ、教科書の内容を丸暗記するのは「なんでも参考にできる」というテスト形式には無駄な努力。大切なのは試験問題を見た瞬間に、教科書の必要な箇所をぱっと開けるようにしておくこと。
そのためにはあらかじめノートなどに教科書の各章のまとめを製作しておくとよいでしょう。
重要な用語の索引を自作するのもWeb試験対策には有効です。
科目終末試験の「会場受験」「Web受験」それぞれメリット・デメリットるので、自分に合った受験方法で効率よく単位を取得しましょう。